「地震」児童発達支援みのり

北海道地震から数週間が経とうとしています。 

地震直後から一週間は各事業所を一箇所に集約し、いつでもスタッフ間で連携を取れるように備えていました。 

いつもとは違う場所での変則的な療育にも関わらず、子ども達はその時々の状況を受け入れ、楽しむ様子(小学生の姿に憧れを抱く子も)があり、順応力を感じました。 

受け入れ時に保護者の方々から地震時のお話を聞くと、殆どの子ども達はあの揺れの中でも寝ていたとの事。

保護者の方々は大変な思いをされたと思いますが、子ども達自身の怖い時間が少しで済んだのなら良かったと、ほっと胸をなで下ろしました。 

元の事業所での療育に戻ったみのり。 

自由遊びの時間にみんなでブロックをしていました。 

学校を作っていたAくん、突如それを揺らし始めたのです。

「じしんです、じしんです」 そしておもむろにペンギンを隙間に寝かせました。 

「このペンギンさんはどうしたの?」とスタッフが尋ねると、「ペンギンさんはこわがりだから避難してるんだよ」との事。 

揺れの感覚や電気がつかない闇の体験、水が出ない不思議、見た事もない街の変化。

大人達の動揺。 

嬉しい事や楽しい事だけではなく、悲しい事や苦しい事も含めて、経験を力に変えていかなければと改めて感じさせられました。

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