「マジレス」放課後等デイサービスみのりⅡ
マジレス Hくんは、学習時間に「これって、○○ですか?」とよくスタッフへ質問をします。
答えを教えられてもすっきりしない様子で、「でも、~ですよね?」「 ~ って可能性もありますよね?」などと質問を続けます。
そのようなとき、「どうなんだろうね」「ここにこう書いてあるけど、~ってことかな?」などと、一緒にそのことについて考えていると、「ってことは」と自分で答えを見つけて次へ進んでいきます。
なんだか、スタッフが教えなくても一人でできそうにも見えます。
「答えてほしい」というよりは「応えてほしい」ために質問をする場合があるように思います。
イメージしたり、考えたり、そういった時間を一緒に共有したいという思いが感じられます。
「真面目に返事をする」という意味で「マジレス」という言葉がありますが、多くの人が自然と、言外の意味を感じ取って対応しているのかもしれません。
しかし、大人という立場もあり、ついつい「教える」というスタンスを取りがちになることがあります。
字義的な返答が欲しいときもあるでしょうから、場合によりけりだとは思います。
キャッチし切れていないことも多々あると思いますが、その時々で、子どもたちが何を求めているのか、常に敏感でありたいと思っています。
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