「塗り絵の魔法」放課後等デイサービスみのりⅡ

みのりⅡでは時々塗り絵をお勧めすることがあります。

塗り絵には色鉛筆の力加減の工夫や、はみ出さないで塗ろうとする器用さを伸ばすなど、たくさんの学びや気づきもありますが、特に私が思う塗り絵の良さは色で感情を静かに出す効果です。 

好きな色は何色ですか?と訊かれて皆さんは何色と答えますか?

例えば、「ラベンダー色!」と答えたら、「ブブー、間違い!」なんて言われませんよね。

何色と答えても、正解や不正解はないですね。

同じように、塗り絵の時には安心してこれだと思う色を使えます。

イメージカラーの決まっているキャラクターでも、違う色で塗っても別に自由なわけです。

例えば、今日は晴れて給食も大好きなみかんゼリーが出たからオレンジ色で車を塗ろうとか、朝からやることいっぱいで気持ちが重くなっちゃったから淡いブルーのお花にしようとかとか。

今の気分に合わせて色を選ぶことが 自分の感情をだすことにもなります。

特に小さいお子さんは複雑な感情 だと言葉でうまく説明するのが難しいですね。

そこで色に思いを託して出 すことで、感情を溜め込むことがなくなり、うまく感情を調節することにつながることもあります。

思った通りにその時の心にピンとくる色鉛筆 を選んでいく、それは自由で創造的な行いだと思います。 

松場 

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