「排泄」児童発達支援みのり

大好きな運動遊びをしていたAちゃん(仮)が、突然表情を変え、おしりを押さえてスタッフを呼びました。 

「せんせい、うんち、でた!」 びっくりしたやら確認したいやら、その場でズボンを下げようとしたAちゃんを連れて、トイレへ走りました。 間に合わなかったショック、汚してしまった罪悪感、急な体調変化への驚き。

Aちゃんはとても動揺していました。 

着替えを促しながら、「うんちが出てすっきりしたね」「うんちが出た、って上手に教えてくれたね」「お洋服は洗えばきれいになるから大丈夫だよ」とスタッフが言うと、さっきまで不安げだった顔がみるみる和らぎ、「うん…もうだいじょうぶ」と答えてくれました。 

自分の身体に起こっている“不調”を言語化して伝える事は、子どもにとってはとても曖昧で難しい事です。 

うんちが間に合わなかった事が失敗ではなく、自分の身体を知るために必要な経験であることを、かかわりの中で伝えていけたらと願っています。 

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