「相談を受けることについて」放課後等デイサービスみのりⅡ

思春期を過ごすみのりⅡの子どもたちへ、冬休みの特別療育の一つとして、性教育を行う機会がありました。

そのなかでは、性的いやがらせを受けたときの対処方法についても伝えました。

いやがらせ等に対処する方法としては、その場から去ることなどがありますが、今回のブログでは、「信頼できる人に相談する」ということについて書きます。

今回の特別療育では子どもたちへ、相談をすることのメリットや、相談の持ちかけ方の具体例、「話さなければよかった」と感じたときに何ができるかなどを伝えました。

参加された家庭の保護者の方へは事前に、相談を受けたときの受け止め方をお伝えさせていただいております。

毎日の生活を共にする家族が、常に何事も否定せずに受け止めることは不可能です。

しかし、 子どもが「嫌なことがあった」「聞いてほしい」と思っているときには、「受け止める」という意識が必要かもしれません。

たとえば、「聞いてほしい」と思っている子に対して、「それは、~ だよ」と教えるのでは、コミュニケーションが噛み合いませんので、大人としての意見は求められるまで我慢するべきかもしれません。

また、子どもが嘘をつく様子があるときは、責めずに、嘘をつかないといけない理由を聞いてみるという選択肢もあります。

「子どもが言っても信じてもらえない」と度々口にする子がいますが、長期的に見ると、自分の思いや考えを話す力が少しずつ身についてきていることがわかります。保護者の方々が子どもの話に耳を傾けていることと、その大変さもわかります。

誰よりも自分の親に、話を聞いてもらいたいと願う子が多いです。

スタッフとしては、保護者の方のお話も聞きながら、時には仲立ち役・調整役としてコミュニケーションのお手伝いをさせていただきたいと思っています。

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