「ユング論」から ~「マンダラ 塗り絵」の世界を覗いてみよう!児童発達支援みのり

マンダラ塗り絵を終えると不思議とみんなの表情が、晴れやかにすっきり満足している様子を伺うことができたのはどうしてでしょう。 

ユングの自伝に師フロイトとの理論上の意見が決裂しフロイトと決別したあと、彼自身ひどい方向喪失から精神的に落ち込む深い状態を経験したそうです。 

その時ユングは、湖岸の砂浜に、あるいは別荘の石壁に、あるいは瞑想の部屋の壁に描いたり、彫ったりした形態はのちに中国やチベットでは「マンダラ」と呼ばれていることを知り、「わたしのマンダラ像は、自己の状態について暗号文であった」と報告しています。 

ユングは後に心身の病む人々を治療する中で、彼らがいま体験している世界を絵に描いて貰った時に、マンダラ的図形が姿を現し、一人ひとりの個性がよみがえり、内面が外にでるだけでなく、心身の状態を改善する可能性があると論じ マンダラは 自己表現 (無意識)なものをマンダラに表現しているとも述べています。 

マンダラの円は、子宮に似た構造から安心感や保護されていると言った感覚を与えている事から、「楽しかった」「集中できた」「おもしろかった」「すっきりした」等、ユングの言う自分自身を整理し、内面の統合に近づいているのかも知れません。  

スティホームで家にいる時間が長くなった昨今「ちょっと、疲れたなぁ~」と思ったら、マンダラ塗り絵を楽しんでは如何でしょうか。

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