「土偶を作りました」放課後等デイサービスminori.lab

冬休みの特別療育として、土偶作りを行いました。 

小学1〜4年生の子たちには、土偶や縄文時代についてのお話は難しいかな?なんて考えもしましたが、 子どもたちの興味や「作りたい」というパワーは強く、 プリントを見ながら静かに説明を聞き入れている姿がありました。 

 大昔の人が何故土偶を作ったのか考えてみることにしました。 

「お人形にしたんじゃない?」 

「大昔は今みたいなお人形なかったよね。」 

「土偶にもきっと役割があったのかもしれないね。」 

「土偶に願い事をしたかもしれない。」 

デッサンをおこし忠実に作られた土偶に触れてみたことで、土偶独特の雰囲気に想像も膨らみます。 

土偶にもいろいろあるようですが、今回みんなで作ったのは、合掌土偶です。 

作る前に、みんなで合掌土偶と同じ姿勢をとってみました。 

「地面に座って手を合わせて、どんなことをお願いしてたのかな?」と体で考えていた子もいたかもしれません。 

 一塊りの粘土から四肢を形成し、奥行きを作り出しながら形を整えていく作業は、大人であっても難しいかもしれません。 

ちぎれてしまった部分を結合したり、見本と見比べたり、細かな模様を描いていく姿は真剣そのものでした。 

出来上がった作品からは、どこか、大人の手からは生み出しにくいような力強さと存在感が感じられます。 

 いろいろなものに触れたり、自分の手から作品ができたということを感じたり、少しずつ世界を広げていってほしいと願っています。

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