「ありがとうございました。」児童発達支援みのり
3月26日(火)は、今年度最後の年長児特別療育でした。
卒園式を終えて、新しい生活に向かって期待と不安が、心からも体からも溢れる子どもたちでした。
みのりでの活動が、最後になるA 君はみのり学校が終わるとより、そわそわしていました。
スタッフは、A 君の手をとり「どうしたの?」と聞きました。
A君は深呼吸を2回して何かを「よし!」と決めた顔をしました。
「おれ 言いたいことある」
スタッフが「お話し聞くよ」と伝えると「うん!ちょっと待って。言うから、おれ言うから」とスタッフの手をきゅっと握り返したのです。
「うん!言う!」と覚悟を決めたA 君は、スタッフと手をつないだまま、大好きなBちゃんの前に立ちました。
深呼吸をしてから「1年間どうもありがとう」としっかりと伝え、Bちゃんも「ありがとう」と返しました。
隣にいたC君にも「1年間ありがとう」と言い、C君は目を真っ赤にして「あっうん」と答えたのでした。
たくさん遊んだお友だちやスタッフにしっかりと挨拶をしたA 君の背中は、ぐーんとおにいさんになって眩しく見えました。
A 君の大きな成長にスタッフも涙しました。
A君の言葉を受けた二人は、自分たちも、「ありがとう」を伝えようと、それぞれが「ありがとう」を真心で伝えたのです。
「1年間ありがとうございました」
ほんとに、こちらこそありがとうございました。
みんなと過ごした日々は、すべてがかけがえのない思い出です。
この節目の日に、自分の言葉で伝えた「ありがとう」は、私たちの宝物です。
これからも、応援しています。
また、会える日を楽しみにしています。
1年生おめでとうございます。
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