「もういっかい」児童発達支援みのり

子どもたち3名と紙コップを使ってタワーを作っていました。 

どんどん積み上がり高くなってきたところで、一番小さなAくんがワクワクした顔で、紙コップタワーに突っ込み、紙タワーはガラガラと崩れてしまいました。 

皆で力を合わせて積み上げた紙コップタワーだったので、子どもたちは、しばらく呆然としていました。 

「あ〜あ 頑張って皆でつくったのに〜」とスタッフが泣き真似をすると、倒してしまったAくんは、しゃがみこんで、申し訳なさそうに「ごめんね」と伝えました。 

さらにスタッフの顔を覗き込み「もっかいつくろうか」 その言葉に「いいよ〜」のみんなの笑顔と声。 

ごめんねが伝えられた、Aくん。 

それを、受け入れて「もう一回作ろう」と言ってくれたBくん、Cくんもとっても素敵です。 

紙コップタワーが積みあがって高くなってきたときに、Aくんは紙コップタワーのそばでそっと手を後ろにしまいました。 

これも、すばらしい成長だと思いました。 

 もういっかい何度でもやり直したっていい。 

もう一度みんなで作ったら、もっともっとすてきな物になっている。 

作って終わりじゃないっていい、 小さな引っ込めた手の思いも、嬉しく思いました。

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