「積み重ね」児童発達支援みのり
絵本の読み聞かせをしていた時のこと。
「ふたごのクマクマ」という、円山動物園の双子のホッキョクグマのお話を読んでいました。
二頭がおもちゃを取り合いする場面にさしかかると、Aくんの眉間にシワが寄りました。
そして出た一言が「最初はグーだよね!」と。
なるほど。 力任せに取り合いをしてはいけない事、解決策の一つにジャンケンもある事を、Aくんは日々の経験の中から学んでいたのです。
自分が経験を積み重ねて学んだ事は、ふたごのクマクマにも教えてあげたかったのでしょう。
「そうだね、いいことに気づいたね」とスタッフが言うと、年長児のBくんが「でも、クマクマ…ジャンケンできるのかな??」と。
その一言でみんな、首をかしげ、しばし考えていた姿が何とも微笑ましかったです。
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