「安心出来る場所」児童発達支援みのり

 “安心出来る場所”と聞いて皆さんが思い浮かべる場所はどこですか? 

みのりに先日、新しいAくん(仮)が入りました。 

お母さんの後ろに隠れてドキドキ…なかなか離れようとしません。 

それはそうですよね。

Aくんの安心出来る場所は、お母さんに決まっています。 

興味のありそうな事で何とか気をひき、お母さんと離れられたものの、 Aくんが目指した場所は、本棚と壁の狭い隙間でした。 

ちょうど身体がすっぽり収まるその中で、息を潜めてこちらの動向を窺っているのが伝わってきます。 

そこにBくん登場。「あ!電車のリュックだ!」新しいリュック=新しいお友達がいる事を予測して部屋をキョロキョロ。

Aくんもじっと見ていました。 スタッフが電車の本をそっとAくんの傍に置くと…ゆっくり手が伸び、足が伸び、本をめくるたびに少しずつ身体が出てきて。

気が付くとお友達のいる空間で過ごす事が出来ました。 

少しずつドキドキが減り、Aくんにとっての「安心出来る場所」が広がっていく過程を、これから楽しみに見守りたいと思います。

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