「かるた」放課後等デイサービスminori.lab
minori.labnには幾つかの「かるた」がありますが、その中のひとつに「ソーシャルスキルかるた」があります。
普通のかるたは、読み札の語頭で取り札を探しますが、このかるたは、最後まで聞かなければ取り札が分かりません。
例えば、「きいてみよう こまっているこに どうしたの」が読み札で、取り札には「どうしたの」と書かれています。
勿論、イラストも重要なヒントになります。
バン、バン、バン、バン。
一枚の札に一斉に手が重なりました。
が… ここから、このかるたの醍醐味が始まります。
重なった手をじーっと見つめています。
皆、重なった手がどんな状況になっているのか検索中です。
自分の手が一番下になっていると思っている子は、ほぼ無口になります。
「○○ちゃんの手が下だ」
「○○ちゃんの方が下だよ」
名前を言われている子はきっと、心中穏やかではない?
上に乗った手をひとつづつどけていくと、目の前に核心の部分が現れてきます。
「○○ちゃんの薬指が下になってる!」
あらっ、指だけ潜り込んでます。
「ここ!ここ!」
「ここに指があるよ!」
なんと、人差し指だけがカードの端に乗っています。
さぁみんな、どうしましょうか… このカードが誰のものになるのか協議が始まります。
ちょっとした、応援演説も展開されます。
当の本人は、周囲の話の展開にすがるような表情で聞き入っています。
結局は、「じゃんけんで決める」という大道で一件落着。
いつもながら、わいわいと何とも楽しい「かるた」遊びでした。
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