「伝える」児童発達支援みのり

ちょっぴりあまのじゃくなAくん(仮)がいちごのぬりえをしていた時の会話です。 

以下、AくんをA、スタッフをSとします。 


S「甘くてもおいしそうないちごだね」

A「でも僕、実はいちごって苦手」 

S「へ〜、そうなんだね」 

A「っていうか、果物全部苦手。コーンも」 

S「どうして嫌いなの?」 

A「だって、汁が出てくるから」 

S「それが嫌なんだね。私も苦手なものはあるよ。同じだね。教えてくれてありがとう」 

A「なんでありがとうなのさ」 

S「だって“知らなかった事が知れたら、前よりももっと仲良しになれるから嬉しい”と思ったの」 

A「ふ〜ん…友達とかには言わないよ。恥ずかしいから」 

S「話してみたら、Aくんみたいに果物が苦手な仲間がいるかもしれないよ。今みたいに話してみたらまた仲良くなれるかもね」 

A「ふ〜ん…変なの!(笑)」 


この日の帰りは、いつも以上に「さようなら〜!」「また来るから〜!」と言ってくれたAくん。 

苦手が出せる場所、解決策を一緒に考えていける場所でありたいと感じた出来事でした。

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