「じゃんけん」児童発達支援みのり 未就学児さん対象
今日の遊びはジャンケンです。
多くの方が悔しい経験をした事があると思います。
グー(石)・チョキ(はさみ)・パー(紙)で、簡単に勝敗が決まるという単純な遊びです。
子どもたちにとっては、初めて味わう勝ち負けの遊びなのかもしれませんね。
ルールを理解するまでは、同じものを出し続け、なかなかジャンケンが成立しない事や 負けたくない気持ちから後出しをしてしまう事もあります。
遊びの中に取り入れる時は、「ジャンケンポン」のかけ声で出す事ができるように、
そして出したものを変えないように声かけをしています。
ある日、Aくんは、スタッフとジャンケンをして遊んでいました。
Aくんは、いつもチョキしか 出しません。それに気づいたスタッフRは、グーだけを出していました。
Aくんは、なかなか 勝てず悔しがっています。
そこで、スタッフPは「Rさんは、グーしか出してない!!」と言って Rさんにジャンケンに挑みパーを出して勝つ姿を見せました。
するとAくんは、パーを出し やっと勝つ事ができたのです。
その後、Aくんは、パーを出す事を覚えパーを出し続け また、勝てなくなってしまいます。
しばらくすると「はっ!!」とさっき勝った事を思い出しグー・ チョキ・パーをバラバラに出す事ができるようになったのです。
Aくんは、繰り返しの経験の中でいろいろな事を考えて、学んでいきました。
それを目の当たりにし 一緒に喜び合う事ができました。
このように、楽しい事も苦手な事も、ちょっとしたヒントや援助を
しながら「できた!!」をたくさん経験できるお手伝いをしていけたらと思っています。
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