コロナ禍における療育

もう2年もコロナ禍の中、生活を続けてきました。

10月からは緊急事態宣言が解除されるということですが、解除されて何かが変わるかというと、もうそれほどの変化はないのかなと思っています。

私たちのしごとは、子どもたちが生きづらさや困り感を少しでも改善できるように支援することです。

子どもたちを支援することで、親御さんの困り感も軽減できればと考えています。

ただ、それには来ていただけなければ支援できないこともあります。

直接こどもに向き合い、その子の様子を観察し、どんなところでつまずいているのか。

どんなところに困り感があるのかを、発見し、そこにアプローチしていく。

それには、電話やメールではわかりきらないことが多くあります。

また、週1回より週2回、週2回より週3回。

当然、通う回数によっても、お子さんの状況の改善度は変化します。

それは、習い事を週1回続けて、月に4回。年間にすると48回。

1回目よりも48回目のほうができることは多くなってますね。

それに似ているかもしれません。

でも、子どもたちの発達のスピードは思っている以上に早く、その時その時に獲得すべきことは異なります。

そう考えると、短期間でより濃厚に関わることができれば、お子さんへのアプローチも必然的に効率よく効果も出やすいということになります。

最近、児童発達支援のカルチャー化が進み、習い事と発達支援が同位のような印象を与えてしまっているような気がしています。福祉サービスを使いやすくなったいい点もありますが、福祉サービスと習い事が混同してしまった弊害もあります。

上記で習い事の例を出していますが、わかりやすいので例示していますが、発達支援と習い事は別のものですので、ご注意いただきたいことの一つです。

(当然、習い事によって獲得するスキルもありますから否定はしていません)

今、その子に必要な時間は何の時間なのか、その時々で考えて行く必要がありますね。


コロナ禍によって子どもたちへの支援の機会が大幅に損なわれたことは、本当に残念でなりません。

これから、少しでも取り戻せるようにまた、全力でがんばっていきます。


当法人では、コロナ禍前からの感染防止教育の成果か、スタッフも子どもたちも施設内で感染に至ったことはまだありません。これも日頃からのスタッフたちの衛生管理の賜物と子どもたちの手洗いうがいの徹底によるものだと確信しています。





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