「夢について」放課後等デイサービスみのりⅡ

先日来、明恵上人について調べる必要があり、河合隼雄氏や白洲正子氏による彼についての本を数冊読んでいます。

親鸞や道元ほど有名にはなりませんでしたが、このみょうえしょうにんは夢を19歳の頃から60歳代でお亡くなりになる前の年までずっと記録し続けたということで、心理学の夢分析の面ではかなり有名な名僧です。 

不思議なもので、明恵さんの夢についての文献を読んでいますと、自分自身の夢も活性化されます。

もともと私は時々、匂いや味がある夢を見るのですが、最近は特に、色鮮やかな夢や、風を受けて疾走する夢など、五感をフル活用するような生き生きした夢を見ることが多いです。 

夢の作用については古くから心全体の平衡状態を回復させると考える説がありました。

この考え方についてはカール・ユングも同様の立場を取っています。

夢は精神のバランスをとるために補完的、または補足的に働きかけるというものです。

以前、箱庭療法のとある研究家の研修会で、夢を記録し続けることは、下手なカウンセラーにかかるよりもよっぽどよい効果がある、と言われました。

あまり解釈に走らず、じっくりと夢を味わってみると自分の無意識に隠された違う私のつぶやき声が聞こえてくるようです。

まずは夜、しっかりと睡眠をとることが大切ですが。 

松場

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