「着替え」児童発達支援みのり 未就学児さん対象

お祭りのこの時期は、暑くなったり雨が降ったりと気まぐれな札幌。 

みのりに来る子ども達も、じわじわと小麦色になりつつあります。 

汗をかいたり、泥がついたり、着替えの機会も増えますね。 

みのりでは、着替えにも十分な時間をとっています。 

裏返しが直せない、脱ぎ方がわからない、チャックが難しい… 子ども自身から「てつだって」と言葉に表して伝えられるよう促したり、「どこまで自分で出来るか」「どこで行き詰っているのか」に目を向け、 個別の援助(例えば指先に不器用さが見られたら、そこに焦点を絞った運動や遊びを取り入れる等)を行っています。 

手を洗おうとしていたBさんは、半袖を着ているのに腕をまくる動作をしていました。 

途中でそのことに気づき、「(袖が)なかった…」と照れ笑い。 

手を洗う前には腕まくり、が習慣になったのですね。 習慣になるまでには、まくり忘れて濡らしたり、袖口のきつさに苦戦したり、ボタンが取れなくてスタッフが手伝ったり…という経験を重ねました。 困ったときに助けを求められること、何度も失敗しながら、自分なりの手応えを掴むこと…大切ですよね。 

困らないように準備してあげよう、 目で訴えているから助けてあげよう、 時間がないからこちらでやってしまおう… 確かに一時的な問題解決にはなるのです。

ただ、残念ながら子どもの力にはなりません。

子ども自身が「困った」と感じる場にこそ、学ぶ機会、成長する機会がたくさん隠れています。 

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